01

北里大学病院救命救急センターでの経験

救命救急の現場では、急性期の医療に向き合いながら、一人ひとりの生活に戻る道のりにも思いを巡らせてきました。病院を出たあとの暮らしまで支える看護の必要性を、日々の経験から考えるようになりました。

02

COVID-19 下で直面した医療逼迫

COVID-19 下では、病床や人材が限られる中で、必要な医療をどう届け続けるかという課題に直面しました。現場で感じた切迫感が、医療を病院だけに集めない仕組みを考えるきっかけになりました。

03

「誰か」ではなく「仕組み」の問題だと考えた経緯

個々の努力や献身だけでは、地域で続く医療の課題を解ききれないと感じました。人に負担を集中させず、知識と支え合いが回る仕組みそのものを考えるようになりました。

04

病院完結型から地域完結型へ

治療を終える場所が病院だけでなく、地域や自宅にも広がるためには、切れ目のない連携が必要です。暮らしの中に医療と看護を届けることを、地域で支える形を目指しています。

05

訪問看護ステーション創業

こうした問題意識を実践に移すため、訪問看護ステーション「だるま」を創業しました。利用者と家族の希望を、生活環境も含めて支える場として、相模原の地域に根を張っています。

06

看護師シェアリングエコノミーと分散型自律組織の研究

看護師が自ら考え、組織を越えて支え合う可能性を、研究として検討しています。人材と知識を地域で共有する仕組みが、利用者への看護にもつながると考えています。

07

研究成果をだるまの実践へ

研究で得た視点を、現場の看護やチームづくりに少しずつ生かしています。成果だけでなく課題も確かめながら、利用者に近い看護師が判断し相談できる環境を整えます。

08

地域を越えた看護ネットワークと独立支援の構想

育った人が地域や組織を越えて活躍できることも、看護の力を広げる一つの形です。将来は、独立も含めて看護師の挑戦を支え、つながりが地域に還元される構想を育てていきます。

実績一覧

第7章の正式表記確認後に確定

資格訪問看護師・特定行為看護師・MBA
優秀プロジェクト賞法政大学経営大学院イノベーション・マネジメント研究科 経営学修士学位審査
研究課題名(B版)看護師シェアリングエコノミーの実証〜分散型自律組織:Patient Centricity(患者中心)への回帰〜
研究課題名(C版)看護師シェアリングエコノミーの実証:分散型自律組織:人ではなくシステムを管理する
学会発表研究・イノベーション学会 第39回年次学術大会(口頭発表)
国際学会・登壇ISPIM/DICT Project Pitch 2024 Yoyogi/Tohoku University Entrepreneur Training Camp in 2025

代表からのメッセージ

皆さま、こんにちは。当ステーションのホームページをご覧いただき、ありがとうございます。私たちが目指す姿は、「病院へ行く医療から、届ける医療へ」です。病院に通うことが難しい方や、ご自宅で療養を望む方に対して、必要な医療と看護をその場に届ける――それが、私たちの使命です。

相模原という地域に根ざし、在宅療養の裾野を広げること。そして、看護師が持つ可能性を最大限に発揮し、無駄のない、質の高い療養支援を実現していくことを目標に掲げています。特に、私たちが力を注いでいるのは「在宅入院の概念」の実現です。そのために、

  • 医療処置やデバイスの影響で入院日数がいたずらに延びることをなくすこと
  • 術後の早期退院を支える受け皿となること
  • 人生の最期まで治療を伴走できる即応体制と多様な治療への対応システムを整えること
  • 生きる希望を捨てないためのリハビリテーション支援を日常のケアに組み込むこと
  • ご本人とご家族のセルフケア力を高め続けること

これらを大切にしながら、一人ひとりに寄り添い続けます。私たちは、「届ける医療」が地域の当たり前になる未来を信じています。その実現に向け、日々の一歩を積み重ね、全力で挑み続けてまいります。どうぞ今後とも温かいご理解とご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

さがみアットホームナーシングだるま 代表・管理者(看護師)羽生田 悠